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リポ蛋白分画パターン例

リポ蛋白分画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【臨床意義】
リポ蛋白は、脂質が血中に溶け込む為に形成された各種脂質と蛋白質からなる粒子です。
リポ蛋白は大きく分けて4種類の粒子からなり、超遠心法での命名にならいそれぞれ、HDL(高比重リポ蛋白)、LDL(低比重リポ蛋白)、VLDL(超低比重リポ蛋白)、カイロミクロンと呼ばれています。
1967年 Fredricksonらは、ろ紙電気泳動を用いた方法により高脂血症をT,U,V,W,Xの5つの型に分類しました。電気泳動法によって分類された高脂血症表現型は遺伝的背景をよく表しており、1972年にはこの分類法を基本とし、U型をUa,Ubと分けた6つの分類からなる高脂血症表現型分類がWHO(世界保健機構)から提出されました。
日常検査としては、超遠心法より手軽なものとして電気泳動法が広く用いられています。
現在リポ蛋白分画用支持体は、ろ紙にかわり分離能や再現性に優れたアガロースが多く用いられています。
現在電気泳動用支持体は、ろ紙に代わり分離能や再現性に優れたアガロースが多く用いられています。
【主要文献】
Davidsohn and Henry :Clinical Diagnosis by laboratory methods (Saunders Company)
日常初期診療における臨床検査の使い方 血清脂質異常と通風 日本臨床病理学会編
高脂血症 診療のてびき 厚生省・日本医師会編(日本醫時新報社)
 
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